くらしの記憶INTERVIEW

冬の暮らし・しつらえ

郡上八幡冬景色

☆星屑社☆ 石原かづ枝

 

あけましておめでとうございます。

年が明ける少し前に家を出て除夜の鐘をつき、そのまま新年を迎え氏神様への初詣というのが毎年の我が家のルーティンです。

行く先々で馴染みの顔や久々の顔に出逢い、新年のご挨拶や世間話しが尽きません。

 

以前は毎日毎日雪かきをするのが当たり前だったけど、ここ最近は橋の電灯の雪帽子も小さめです。

気のせいかもしれないけど、雪が積もると温かく感じるんですよね~、私だけかな。

 

郡上八幡の冬の風物詩といえば「鯉のぼりの寒ざらし」。

川で染め物の糊を落とし、大寒の冷たい水が藍染の色を際立たせます。

彩りの少ない季節になんとも鮮やかな風景です。

 

チラチラと雪が舞う様や、寒空を顔馴染みのトンビが飛んでいく姿、晴れた日に山に積もる雪がまるで絵に描いたように美しい様…

キッチンの窓から見る景色はつつましくも幸せの極みを感じる最高の「郡上八幡冬景色」なのです。